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同じ広告や嫌いな広告を繰り返し見せられるのもハラスメントなのでは…

7月11日にテレビ朝日で放送された「マツコ&有吉 かりそめ天国」の中で、どの企業もハラスメント防止などの改革を進める中、入社2年目の新米会社員の投稿者が、気を使われすぎて何か物足りないと感じているという投稿から、ハラスメントに関しての話が進みました。

マツコさんの話によると、「デリケートに扱われすぎて仕事の最低限の会話以外がないハラスメント」というのを聞いたことがあるそうで、「頑張ろうと思っていた私達の気持ちどうしてくれるんだハラスメント」を言い出した人がいるとのこと。

 

一昔前くらいなら当たり前だったことも、今では**ハラスメントになってしまうので何もできないのが今の状態なのかもしれませんが、最近の広告に関してもハラスメントに該当するものがあるのではと思いました。

以前の広告は、ウェブサイトを見た時の広告なら、表示されたサイトの内容に沿った広告ばかりで違和感はありませんでした。しかし最近の広告は、ウェブサイトの内容とはかけ離れたものが多く、とても違和感を感じます。

特にスマートフォンに多くて、ブラウザでウェブサイトを開いた時の様々な広告、スマートフォンのアプリの中に表示される広告など様々ありますが、なぜか自分の場合は、お金に関する広告が多いように感じます。

 

つい最近、そのバナー広告を何とかしたいといろいろ調べたら、アプリを経由して接続することで広告を消すアプリがあったのでそれを導入しました。すると、ホントに広告が消えてよかったのですが、広告を表示しているアプリなどは広告で成り立っている部分もあるはずなので、たまに解除して広告をタップしたりしています。が、タップするのは無難な広告のみで、お金に関する広告は一切タップしていません。

 

それで、Psiphonというアプリも見つけたので導入しているのですが、ずーっと使っているのではなく、広告を変えたいときなどに使うことが多いです。例えば、普通にブラウザでウェブサイトを見たときは興味のないものばかりバナー広告が表示されますが、Psiphonを経由してウェブサイトを見ると、広告の中身が丸ごと変わるか、完全に表示が消えたりします。つまりバナー広告は、使っている回線、プロバイダにも関係していると思われるので、どうしても広告が嫌なときはアプリを経由して(プロキシ?)います。

 

自分の場合は、なぜかお金や仕事などに関するバナー広告が多いのですが、検索サイトで興味のある事柄を検索して、表示された広告をわざとクリックしてみたり、他のサイトに無難な広告が出ていたらクリックするなど、試行錯誤で何とかして嫌いな広告を排除しているのですが、それでもまだダメで、完全に嫌いな広告を排除することができません。このように、同じ広告や特定ジャンル・カテゴリの広告ばかりを表示し続けるのもハラスメントの一種なのではと思うのですがどうでしょうか。名付けて「広告ハラスメント」「アドバタイジングハラスメント」です。略して「アドハラ」。

 

Googleのアドセンス広告や、Yahoo!の広告の場合、端に×印があってそこから「興味がない」などと報告できたり、ブラックリストというか非表示リストに登録できたりしますが、他社の場合は、配信元が表示されるだけで拒否登録的なことは一切できません。「オプトアウト」という方法もありますが、この場合は接続している回線その他にも関係するので、表示されるバナー広告がほとんど変わらないことがあります。全ての広告に、非表示や拒否できる仕組みがあればいいのですが、何も対策がないのが今の現状です。

 

広告は必要だと思いますが、表示の仕方、例えば突然全画面に表示されるものだったり、表示の内容、例えば嫌いな広告・興味のない広告だったりと、嫌なものでも見なければいけない、拒否も何もできないのが問題で、例えばジャンル・カテゴリを選んで拒否や許可ができる、迷惑電話お断りサービスのように全ての嫌いな広告を永久に拒否できる(もちろんジャンル・カテゴリでの拒否も)だとか、これは迷惑だ、または見たくない、消えてほしいみたいなことを報告や通報できる仕組みなど、全ての広告にそうした機能がほしいところです。

 

“アドハラ”に悩んでいる人、困っている人はたくさんいるのではないかと思いますが、広告を消すアプリなどを使うだけではなく「広告でこういうことに困っているんだ」ということを、多くの人に知ってもらうことも重要なのではと思います。

 

 

ちなみに、備蓄どうでしょうの宣伝に関しても同じで、迷惑がかからないように、新聞折込広告や特定のサイトにしか表示されないテキスト広告(広告を募集しているサイトにしか表示されないもの)を利用したり、アドワーズ広告も検索結果にしか表示されない設定にする、チラシポスティングもお断りや禁止表示の無いポストのみに投函するなど、“アドハラ”にならないようにと気を使っています。