· 

フジテレビ「プライムニュースイブニング」 防災のプロの備え術

列島で自然災害が相次いでいるとして、9月11日のフジテレビのプライムニュースイブニングでは、何をどう備えればいいのか、防災のプロの備え術をいろいろ紹介してました。危機管理アドバイザーの資格を持っている国崎信江さんによる、防災のプロの備え術です。

 

国崎さんの家では、玄関の隣に様々なものが備蓄されていて、ヘルメット、防災ベスト、リュックなどと共にすぐに脱出が可能になっていました。リュックの中身は全部で21点、2日間生活できる量をしまってあるそうです。

懐中電灯とは別に、ヘルメットにはヘッドライトも装着されてました。これは、被災生活を送るうえでは両手を使えるヘッドライトのほうが重宝するからだとか。たしかに懐中電灯では片手がふさがりますね。

 

今月に発生した北海道胆振東部地震では、被災者が、情報収集や安否確認に欠かせないスマートフォンの充電に困っていましたが、国崎さんのオススメは乾電池ではなく蓄電池で、国崎さんが用意していたのはスマートフォン22台分の充電が可能な蓄電池でした。紹介していた蓄電池は、スマートフォン以外にもパソコンやテレビにも使えるとのことで、こういう蓄電池を備蓄に入れておくと、停電などの際には威力を発揮しそうですね。

ちなみに「ポータブル蓄電池」で検索したところ、番組で紹介していたものと同じと思われるものが見つかりました。型番はPG-223という機種でしたが、これはソーラーパネルを使っての充電もできるので、太陽さえ出ていれば停電が続いても役に立ちそうです。

 

そして備蓄といえば、備蓄どうでしょうでも取り次ぎしているサービスでも扱っている、食料や水ですが、国崎さんの家の食品庫には大量のストックがあって、家族5人で2~3週間分の備蓄があるそうです。

さらに、備蓄する食品にも知恵があり、食べたら買い足して、必ず一定量が家にあるようにしているそうで、「家庭内流通備蓄」という備え方で、古いものから食べていくので新しいものがストックされているという状態をキープしているそうです。いわゆるローリングストック法に基づく考え方と言えるでしょうね。

 

そして国崎さんの家の備蓄には、なぜかカップ麺がありませんでした。代わりにあったのは「そうめん」で、国崎さんの家族5人分のカップ麺を作るには1.6リットルの水が必要ですが、そうめんならカップ麺の半分の800ミリリットルで済むというのがその理由でした。

しかも、そうめんには「茹で汁を再利用できる」というメリットがあるとか。残った茹で汁でレトルトを温めることもできるので、そうめんを備蓄するのも良さそうですね。

 

コーナーの最後には、首都直下地震が発生した場合の、ライフラインが95%復旧するまでにかかる日数が紹介されていましたが、東京の想定で、電力は7日、通信は14日、上下水道は30日、都市ガスは60日かかるとのことでした。家が無事だったとしてもライフラインが止まったままだと考えると、備蓄は重要ですね。

 

備蓄どうでしょう